犬の病気の種類

犬の病気

犬の悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は、体のどこのリンパががん化するかによって症状が異なります。
「多中心型リンパ腫」では、下あごや腋の下、股の内側、膝の裏など、体表のリンパ節が何か所も腫れるほか、元気が少しなくなる、食欲が少し低下するといった症状が見られることがあります。症状が進むにつれて、運動をしたがらないことや食欲不振、嘔吐や下痢が見られるようになり、末期では痩せてきて、免疫力も低下し、肺炎や膀胱炎など、様々な感染症にかかりやすくなります。

犬の椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの症状は、発症部位と進行状態によってさまざまです。
首(頸部)の椎間板ヘルニアでは、頸部の鋭いまたはじんじんとした痛みのの他、神経麻痺などによって足を引きずるといった症状が見られます。
重症になると、自力で立ち上がれなくなり、四肢が完全に麻痺して半身不随や、さらには排便・排尿の困難なども見られることがあります。
胸や腰部の椎間板ヘルニアでは、腰から背にかけての疼痛により、背中を触ると痛がったり嫌がったりするようになります。また、後ろ足の麻痺などが起こり、排便・排尿の困難なども見られることがあります。

犬ジステンパー

高い熱、目ヤニ、鼻水、クシャミが出て、元気・食欲がなくなります。また、嘔吐や下痢をしたり、ふるえやケイレンなどの神経症状を起こすこともあります。特に子犬では、死亡率も高い伝染病です。

犬伝染性肝炎

高い熱が出て嘔吐や下痢をしたり、元気・食欲がなくなり、時には目が白く濁ったりします。症状の程度は様々ですが、全く症状を示すことなく突然死亡することもある恐ろしい伝染病です。

犬アデノウイルス感染症

アデノウイルスには急性の肝炎と呼吸器を侵すタイプの二つがあります。急性肝炎の経過の早いも のは、1-2日で亡くなることもあります。また、呼吸器タイプは、急性の肺炎や咳などの症状が見られます。混合ワクチンには必ず含まれています。

犬喉頭気管炎(ケンネルコフ)

乾いた咳が出るくらいで死亡することはありませんが、ペットショップなどで購入した場合、購入してから数日以内に元気、食欲はあるのに乾いた咳があれば、この病気を疑います。インフルエンザウイルスと細菌の共同作用によっておこる病気です

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